パニクル

昨日、長野から叔父が用事で東京へやって来た。

待ち合わせしようと午前中から家の近所で

細かくナビをしてあげて、最寄り駅の近くの一番わかりやすい交差点で待ち合わせ。

「しまった」

昨日は東京マラソン
人が凄い。
ここの通り、もろコースなのだ。

まぁまぁ、大丈夫だろうと思いつつも、10分たっても見つからない。

電話をしたら、案の定反対側にいた。75歳の叔父がケータイ持ってて良かった

電話をしながら、走り行くランナーに向かって手を振っている人達と全く違う振り方をしているのが叔父だった。

「そちら側へ、僕が行きますから」と伝えて…

そこからがパニック
目の前は、途切れる事なく走り去る何百、何千、何万ものランナー

まるで、小学校の時に初めて長縄跳びをした時の感覚。

タイミングがない

たとえ、あったとしても、規制されていて渡れない。

しょうがない、あきらめて、10分ほど遠回りをして歩道橋を渡り、反対側へ辿り着いたのです。

叔父に「東京は凄いな、大変だ」と、笑顔で言われ、「でも、歩道橋とかあるから全然大丈夫ですよ」と笑顔で返した僕。

なんで反対側に地下鉄から上がってきたのか尋ね、「だったら反対側に地下から行けば良かったな」と、叔父に言われ…

そうなんです。

地下で反対側へ行けば何の事もなかったのです。

目の前のランナーでパニックになったのは、僕。

人は、水深1メートルでも溺れて死ぬのです。

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